老人性イボと癌との違いとは?

老人性イボと癌の違い

加齢と共に顔や首元にできてくる老人性イボですが、女性の方は聞いたことがあるという方も多いと思います。老人性イボは、良性腫瘍なので、身体に害はありません。見た目を気にしないのであれば、特に除去する必要がありませんので、放置している方もいると思います。

 

しかし、老人性イボと思っていた突起ぶつが、実は悪性腫瘍の可能性もあります。その場合は、すぐに取り除かなくてはいけません。今回は、老人性イボとの違いについて、紹介したいと思います。

 

老人性イボの特徴は?

まず、簡単に老人性イボについて説明します。老人性イボは、皮膚の新陳代謝が衰えることによって、古い角質と共にメラニンが排出されるサイクルが遅れることが原因でできるイボです。

 

メラニンの排出サイクルが遅れると、皮膚の表皮にメラニンが蓄積されていき、シミや老人性イボになります。老人性イボは、良性腫瘍のひとつですので、身体に害を与えることはありません。

 

老人性イボの特徴は「加齢と共に増える」「紫外線を多く浴びる場所にできる」「シミが多い場所にできる」などが挙げられます。老人性イボは、基本的に痛みやかゆみを伴いませんし、急激に大きくなることはなく、放置しておくと徐々に大きくなっていきます。

 

老人性イボの色は、肌の色や黒寄りの色など様々あります。また、老人性イボの形も、平らなモノや隆起するモノなど様々です。老人性イボの色と形は、イボの状態によって変化しますので、自分のイボの状態を把握することが重要になります。

 

皮膚癌の種類と特徴は?

老人性イボと勘違いされやすいのが皮膚癌です。皮膚癌には種類がありますが、代表的な皮膚癌を3つ紹介します。

 

まず、日本人に多いと言われている皮膚癌が「基底細胞癌(きていさいぼうがん)」です。悪性度の低い癌で、転移の可能性も低いと言われています。顔や頭にできることが多く、ホクロと見分けがつきにくい癌になります。

 

次に多い皮膚癌が「有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)」です。基底細胞癌より悪性度が高く、リンパ節や血液の流れに乗って全身に転移する可能性がある癌です。皮膚との境界が見分けにくく、ゴツゴツした形をしています。

 

最後に、最も悪性度が高い皮膚癌が「メラノーマ」という癌です。早期の時点で、骨やリンパ節などに転移する可能性があります。メラノーマは、形が非対称で、色調が均一でないのが特徴です。

 

また、メラノーマは、手のひらや足の裏に発生することが多いですが、基本的に全身どこでも発生します。老人性イボは、手のひらや足の裏にできませんので、この点は、老人性イボとの大きな違いと言えます。

 

老人性イボと皮膚がんの見分け方!

老人性イボと皮膚癌を見分ける方法ですが、素人では見分けることが中々難しいです。見分けることが難しい理由ですが、老人性イボと多くの皮膚癌は、基本的に痛みを伴いません。したがって、外見でしか判断することができないのが難点となります。

 

また、外見も、ホクロに似ている場合や老人性イボと似ている場合が多いので、見分けることが困難になります。老人性イボと皮膚癌の見分け方を紹介しますが、皮膚癌の疑いがある場合は、病院で診察を受けてください。

 

皮膚癌の見分け方ですが、「急にできものができた」「できものが急速に大きくなる」「いびつな形のできものがある」「血のにじみが気になるできものがある」などの症状があるか確認して下さい。特に、急に大きなできものができた場合は、要注意です。

 

老人性イボは、急に大きくなることはありません。また、イボができる前に、皮膚がザラザラする感覚やシミなどの初期症状があります。

 

さらに、手のひらや足の裏に、ホクロの様な黒色のできものができた場合は、メラノーマを疑う必要があります。老人性イボは手のひらや足の裏にできませんので、もしも発見した場合は、病院へ行ってください。

 

まとめ

老人性イボと皮膚癌は、素人では見分けることが困難です。自分で勝手な判断をすると、皮膚癌の場合は、転移してしまう可能性もありますので、注意が必要になります。今回紹介した癌の特徴や見分け方は、選考程度に考えてください。

 

皮膚癌の治療は、早期発見が重要になります。今回紹介した特徴に当てはまるできものや、気になっているできものがある場合は、一度皮膚科を受診してみてください。また、気になるできものが無くても、定期的に皮膚科を受診することで、皮膚癌の早期発見につながると思います。

 

老人性イボ